Linux Conference 2004

Linux Conference 2004 Lightning Talks

Linux Conference でも恒例となりました Lightning Talk のセッションです。まだ枠には多少ですが余裕がありますので、 飛び入り参加を希望される方は、当日 6/4 の 13:45 (BK selection の開始前) までに受付までお申し出ください (募集要項はこちら)。

時間・場所

  • 2004 年 6 月 4 日 (金) 15:00-16:00
  • Linux Conference 会場 (西展示棟 2 ホール 2 階)

発表プログラム (確定しているもの)

DVORAK-JP による日本語入力--腱鞘炎は救えるのか (太田 俊哉)

演者は常時DVORAKキー配列を利用している。DVORAK配列は、 ローマ字変換による日本語入力にも適しているが、入力速度の向上、 さらなる負担の軽減のために、 特定のパターンのローマ字かな変換のマッピングを改善した DVORAK-JP キー配列が公開されている。 これを採用した経緯と実際に使っての使用感を紹介する。
[発表資料]

DIYによって、素人がプロにホームオートメーションの分野でどこまで迫れるか (逆井 忠二)

市販のデジタル入出力基板を使用して、SSR、マイクロスイッチ、 モーター等により、カーテン、 ドアの開閉などホームオートメーションにトライすること。 まずLinuxでPentium 200MzでISAバスを使用しどの程度のことが出来るか。 問題は、ないのかを検証する。 これに失敗した場合、PCIバスの基板でクロックを上げる。 装置の加工の技術の問題についてもどうなのか。 果してどこまで素人が出来るのかを話したい。
[発表資料1], [発表資料2]

CD起動Linuxとインターネットによるノマディックデスクトップ (丹 英之)

どのPCでも自分専用の環境を使用できる 新しい放浪・遊牧型デスクトップ環境のパラダイム構築へ向け、 CD起動GNU/LinuxであるKNOPPIXとSSHを用いたネットワーク透過型FSの SHFSを組み合わせた。この、“SSHが通るネットに接続された PCがあればどこでも自分専用の環境を利用できる”という、 ユーザが使用するマシンへの依存から解放された ディスクトップコンピューティングを紹介する。
[発表資料]

uClinux H8/300の現状と今後について (佐藤 嘉則)

昨年度のLinuxConferenceにて発表した同テーマについて、 それ以降の進展を含め現在の状況、及び今後の展開について紹介することで、 成果の普及を図る。
[発表資料]

m17nライブラリによる MagicPoint の多言語化 (半田剣一・錦見美貴子・高橋直人・戸村哲・西田佳史)

産業技術総合研究所で開発された m17n ライブラリを用いることで、 プレゼンテーションソフト MagicPoint の多言語化が容易に実現できた。 発表では実際にこの多言語版 MagicPoint を用いて、 さまざまな言語やスクリプトのプレゼンテーションのデモを行う。
[発表資料]

Riece (上野 乃毅)

RieceはEmacs上で動作するIRCクライアントLieceの再設計版である。 先般リリースされた1.0.0では、かねてから要望の多かった 「複数のIRCサーバへの接続」に対応し、 アドオンと呼ばれる拡張機構により豊富な機能の中から ユーザが必要なものを取捨選択して利用できるようになった。 本発表ではデモを交えながら Rieceのユニークな機能を紹介し、今後の開発のロードマップを示す。 (注) 1.0.0は5/29にリリースを予定しています。
[発表資料]

L の悲劇 (野首 貴嗣)

フリーソフトウェア/オープンソースソフトウェアに 必ずついてまとわるのがライセンス。 これにかかわる悲劇の実例を、演者の体験に基づいて赤裸々に告白します。
[発表資料]

踏み台は・誰にも待ってる・落とし穴 (宮本 久仁男)

ここ最近、オープンソースコミュニティが管理するサーバ類が 次々とクラックされるという事態が起こっている。 本発表では、昨年11月に起こった Debian Projectのサーバクラックで公開されていることから想定されることのうち、 「クライアントセキュリティ」にフォーカスをあてた話をする。 明らかになっていないことがいくつかあるため、 想定も交えた話にもなるが、 メンテナンスがきっちり行われているはずの重要サーバ群における セキュリティホールは何があるかについての話をするつもりである。
[発表資料]