Linux Conference 2003 プログラム

2003/11/01 (土)

6階 E会議室

演目 講演者 / 発表者
10:30 - 11:05
「PC Cluster 上における多倍長数値計算ライブラリ BNCpack の並列分散化」
著者は,悪条件問題解決と数値計算研究を目的として、GNU MP および MPFR を用いた多倍長数値計算ライブラリである BNCpack を開発した。しかし、多倍長計算はソフトウェアで実装されているため、IEEE754 演算に比較すれば非常に計算速度が遅くなる。そこで、BNCpack と MPI を用いて、PC Cluster 上で並列分散処理が可能な多倍長数値計算ライブラリである MPIBNCpack を開発した。本講演では、その概要とベンチマークテストの結果を示す。
[発表資料] / [論文]
幸谷 智紀
静岡理工科大学理工学部情報システム学科専任講師。
11:05 - 11:40
「UML スクラップブックとスナップショットプログラミング環境の実現」
User-mode Linux の実行状態を保存、再実行できるシステム「Scrapbook for UML」(SBUML) を実装した。本論文では SBUML の設計と手法について説明し、SBUML の各機能を提供するコマンドラインプログラムを組み合わせたスナップショットプログラミングについて実例とともに提案する。
[発表資料] / [論文]
佐藤 治
東京大学大学院情報理工学系研究科。
11:40 - 12:15
「UserModeLinux を使った KNOPPIX マイグレーション」
KNOPPIX が使う圧縮ループバックデバイス cloop のイメージファイルを使って UserModeLinux が起動できるようにした。イメージファイルをWAN 対応ファ イルシステムに置くことにより、CDを焼かず且つ全イメージをダウンロードすることなくKNOPPIX を利用できる。実験では VPN を利用した BFlets やADSL 環境で起動する場合の性能を測定した。
[発表資料] / [論文]
須崎 有康
独立行政法人 産業技術総合研究所。
14:00 - 15:00
「Lightning Talk」
「ライトニング・トーク ("Lightning Talk")」とは、短時間の発表を入れ代わり立ち代わりで次々に行っていく形式です。 2001 年に開催されました YAPRC 19101 や LC2001、LC2002 などでも本形式でのセッションが行われ、参加者の大好評を得ています。通常のカンファレンス講演とはまた異なり、最新最先端のトピックのエッセンスが目まぐるしく行き交う、刺激的な時間です。(司会: 中野 武雄)
野首 貴嗣, 近藤 昌貴, 吉山 あきら, 杉浦 達樹, 朝木 卓見, かずひこ
(飛び入りも歓迎)
15:00 - 15:30
「クロージングセッション」
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