Linux Conference 2003 プログラム

2003/10/30 (木)

4階 イベントホール

演目 講演者 / 発表者
10:30 - 12:00
「通信ネットワークノードへの Linux の適用拡大」
通信ネットワークへの適用を目指して規定された、PICMG 第三世代「ATCA」と「キャリアグレード Linux」及びそれらを適用した世界初の商用通信システム「新 SGSN/GGSN」について紹介します。
キャリアグレード Linux は Linux に通信システムに必要な高可用性実現機能を付与したもので2003年10月9日に「OSDL Carrier Grade Linux Requirements Definition version 2.0」(CGL 2.0) が発表されました。この次世代のキャリアグレード Linux の最新の要求定義は、セキュリティ、高可用性、ならびにクラスタリングに関して重要な先進機能を提案しています。いくつかの世界最大規模のネットワーク機器ベンダーが、最新の OSDL キャリアグレード Linux 要求定義に準拠して製品を提供することをコミットしています。
[発表資料]
中山 三郎
日本電気(株) モバイル IP ネットワーク事業部。長年、電子交換機の OS 開発に従事、現在は、通信業界のオープン化、IP 化の流れにふさわしい通信システム OS の開発に取り組んでいる。
Mail:m-nakayama@az.jp.nec.com
13:00 - 13:10
「オープンソースソフトウェア開発者 オンライン調査日本版 FLOSS-JP」
経済産業省の委託によるオープンソースソフトウェア/フリーソフトウェア (OSS/FS) 開発者に対するオンライン調査の中間結果を報告する。調査内容は、OSS と FS、ライセンス、OSS/FS の開発活動、OSS/FS 開発の動機・期待・考え方、OSS/FS 開発の対価等である。また、LC2003/KOF 会場でも回答できるので、開発者の方々にアンケートに協力をお願いしたい。http://oss.mri.co.jp/floss-jp/
[参考資料]
清水 浩行
株式会社三菱総合研究所情報技術研究部。画像処理ソフト開発やオープンソースソフトウェア関連の調査に従事。
13:10 - 13:45
「顔検出システム MACAO & FacePoint」
動画像認識ソフトウェアのフレームワークを提供することを目的として我々は動画像処理ライブラリ MAlib を開発している。本ライブラリをベースに用い、入力映像に含まれる顔を実時間検出するためのライブラリ MACAO と、ステレオカメラからの映像を用いて顔の3次元位置を検出するユーザインタフェース FacePoint を開発した。本発表では MACAO および FacePoint の設計と実装について報告する。
[発表資料] / [論文]
飯尾 淳
株式会社三菱総合研究所 情報技術研究部。1970年生まれ、長野市出身。
13:45 - 14:20
「全文検索システム Akao の検索手法と性能評価」
本論文では、弊社が開発した N-gram 型の全文検索システム Akao とフリーウェアながら幅広く導入実績をもつ形態素解析型の Namazu について、インデックス処理・検索レスポンスの性能を定量的に評価した。測定結果より、検索アルゴリズムの違う両者の実装において特徴がみられた。インデックス処理に関しては Akao の方や速く、その有効性を示した。検索レスポンスに関しては Namazu の方がやや速いが、実運用においては大差ないことを確認した。
[発表資料] / [論文]
森本 哲也
立命館大学大学院理工学研究科在学中。インターン生としてデ変研に参加。
14:20 - 14:55
「文字入力システムの再構築」
これまで日本語入力環境は Emacs とそれ以外に分けられ、Emacs 以外の環境では進歩は停滞していた、といっても過言ではない。Emacs 以外にも幸せな日本語入力環境を、そして初心者が違和感なく使える日本語入力環境を。この目標を実現するための、これまでの活動とこれからの活動について。
[発表資料] / [論文]
徳永 拓之
大阪府在住。某大学で機械工学を勉強中。
15:30 - 16:05
「Linux Kernel の電力管理機構とパフォーマンス制御」
携帯型のノートパソコンに必要となる高度な電源管理を実現する、ソフトウエアサスペンドによるハイバネーションと、CPUFreq 機構による CPU 周波数/電圧制御について解説する。CPUFreq 機構の実装例として筆者の開発した Cyrix/NatSemi/AMD Geode ドライバと Intel SpeedStep ドライバを取り上げ、制御の理論と実装を説明する。そして今後の電力管理とパフォーマンス制御の機能の課題と将来方向性について提言する。
[発表資料] / [論文]
三浦 広志
株式会社 NTTデータ 事業戦略部。日本Webminユーザ会 監査。東北Linuxユーザ連合会 運営委員。
16:05 - 16:40
「読み込み専用マウントによる改ざん防止 Linux サーバの構築」
コンピュータシステムのセキュリティを向上するための手段としてセキュリティ強化 OS の導入が有効であるが、それには適切なポリシーの管理運用という新たな負担が伴う。本論文では、頻繁には更新されない情報を扱う Web サーバについて、複雑なポリシーを用いずに改ざんから確実に守るための手法とノウハウを「読み込み専用マウント」を中心に万一クラックされた場合の被害を軽減するカーネルパッチと合わせて紹介する。
[発表資料] / [論文]
原田 季栄
株式会社NTTデータ 技術開発本部。
16:40 - 17:15
「メモリプロファイリングツール (hardmeter) の設計と実装」
CPU の処理速度は年率数十%で向上しているがメモリの処理速度の向上率は、CPU に比較して低い。その結果メモリをアクセスした時のペナルティが年々増加している。Linux Kernel およびアプリケーションプログラムの性能向上を目的としたメモリプロファイリングツール hardmeter を開発し、その効果を確認した。ここでは、hardmeter の設計と実装を発表する。
[発表資料] / [論文]
吉岡 弘隆
ミラクル・リナックス株式会社、取締役技術担当/CTO、横浜 Linux Users Group (YLUG) にてカーネル読書会を主催。

6階 E会議室

演目 講演者 / 発表者
14:10 - 15:00
「加速する Linux 適用領域の拡大に向けて 〜NEC の取り組み〜」
Linux の適用領域が、IA (32) サーバを中心に拡大しており、デスクトップ領域への拡大も期待されますが、意外なところで Linux の適用領域が拡大しております。 巨大なシステムで利用される IA-64 Linux、コアネットワークで利用されるキャリアグレード Linux や携帯電話で X 画面が表示される Linux などです。 これら新規分野への NEC の取り組みなどをご説明いたします。
[発表資料]
姉崎 章博
NEC 第一コンピュータソフトウェア事業部エキスパート / 日本 Linux 協会理事
10/30   10/31   11/1