時間 | タイトル | 発表者 |
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9:30〜 | 受付開始 | |
10:00〜10:10 | 開会挨拶 |
杉田由美子 プログラム委員長 |
10:10〜10:55 | オープンソースライセンス初級講座 中級者向けの模擬試験は、「GPLって何?」という初級の方には難しかったようです。
そこでまず、「ライセンスとは?」「OSSのライセンスとは?」からお話し、
ライセンスしている開発者の主に3つの考え方の概略をご紹介し、
OSSをライセンスされる意味の理解をお手伝いしたいと思います。 |
姉崎 章博
日本電気株式会社 OSS推進センター |
休憩(10分) | ||
11:05〜12:00 | オープンソースライセンス模擬試験 情報知っているようでよく分かっていない方が多いオープンソースライセンス。
情報処理技術者試験の問題も利用して模擬試験(15問10分)を実施します。
解説を聞いて、あなたも少しだけ理解を深めましょう。 |
姉崎 章博
日本電気株式会社 OSS推進センター |
昼食休憩(80分) | ||
13:20〜14:10 | 「高度IT教育に有効なOSS」は本当か? 経験に学ぶその効果 「オープンソースソフトウェアやフリーソフトウェアはITの
教育にとても有効である。なぜならソースコードを見ること
で実際の動作を学ぶことができるし、学習環境は低コストで
入手できる」...このような、IT教育におけるOSSのメリットが、
これまでまことしやかに喧伝されてきた。それははたして
本当なのだろうか。IPAによるOSSモデルカリキュラム導入
実証事業の経験に基づき、その過程で得られた様々な知見や
成果の利用方法について報告する。 |
飯尾淳
株式会社三菱総合研究所 |
休憩(10分) | ||
14:20〜15:10 | 日本初のオープンソース図書館システム Project Next-Lプロトタイプ槐(enju)の開発経緯と現状 Project Next-Lは,次世代の統合図書館システムの仕様を,図書館員が共同で作成することをめざすプロジェクトである。
Project Next-Lの仕様を元に開発されたシステム Enjuは,
1) Web2.0時代に対応した各種の新しい機能を備えている,
2) 図書以外にWebページも図書館資料として統一的に取り扱うことができる,
3) FRBRに対応した書誌レコードの管理ができるなどの特徴をもっている。
Enjuは,オープンソース・ソフトウェアとして公開されており,誰でも自由に利用することができる。
近年,いくつかの図書館で採用され,利用がひろがってきている。 |
原田 隆史
慶應義塾大学 |
休憩(10分) | ||
15:20〜16:10 | NILFS2 ソフトウェアツールの開発 ファイルシステムは、カーネル内の VFSとブロックデバイスレイヤーの間に作られたソフトウェアモジュールである。
このため、利用者は通常ファイルシステムの差異を意識して利用することはない。
しかし、利用者が意識せずに利用するためには、カーネル内の実装だけではなく、それ以外のソフトウェアツールが必要になる。
今回、NILFS2の利便性向上のためのソフトウェアツールの開発を行った。
開発は既存のソフトウェアに対して行った。
これにより、利用者はライブラリやツールの最新版をインストールすることでNILFS2対応されたツールを利用できるようになった。 |
関場 治朗 株式会社ウニークス CTO |
休憩(10分) | ||
16:20〜17:10 | MeeGoのAndroidプラットフォームへの移植 AndroidプラットフォームはAndroidが動作するために設計されており、
Androidを使えばターゲットデバイスの全ての周辺機器を動かすことができるよう提供されている。
しかし、Androidは日に日に進化しているため、古いバージョンでリリースされた端末は、
メーカーがアップデートを提供しない限りそのまま過去の遺物となってしまう。
そこで、MeeGoを始めとした専用デバイスに特化したLinuxディストリビューションをこうした端末に移植することで、
新たな利用価値を発見することができるかもしれない。
本論文では、Androidプラットフォームの特徴とそこへの移植方法について考察し、
さらにMeeGoを実際に移植し動作させた事例ついて紹介する。 |
天野光隆
ミラクルリナックス株式会社 |
休憩(50分) | ||
18:00〜20:00 | MeeGo BOF MeeGoは、Intelが主導していたmobilnプロジェクトと、
Nokiaが進めていたMaemoプロジェクトを統合する形でスタートした、
モバイル/インタラクティブ機器のための新しいプラットフォームです。
MeeGoの開発では、ワーキンググループの議事録等がすべて公開されるなど、
真にオープンな開発が標榜されており、誰でも自由に参加できるプロジェクト
となっています。 |
主催者: 風穴江(かざあなこう) 1967年青森県生まれ。青森県立八戸高校卒。テクニカルジャーナリスト、コラムニスト |