Linux Conference 2000 Spring プログラム詳細 (19 日)

TFT1000

日本 SGI 株式会社 取締役副社長 成井弦
Linux をビジネスの観点から見ると、今までのコンピュータビジネスより遥かにサービスビジネスが重要になって来る。OS の価格は無料か低価格であり、ハードも IA-32 の世界においては低価格である。コンピュータ産業はサービスビジネスへの比重を移しつつ有るが Linux はこの傾向に拍車をかけると思われる。このセッションではサービスビジネスを上手く運営するにあたり重要な点を述べる。
(4/19 11:00〜 60 分)


〜開発者の立場から〜

(株)ネットワーク応用通信研究所 主任研究員 まつもとゆきひろ
オープンソースな会社に勤務し、オープンソースを飯のタネとし、実際にオープンソフトウェアを開発している立場から、オープンソースのビジネスモデルの現状と課題、および将来の展望について述べる。
(4/19 13:00〜 50 分)


〜iMode サービス、remote mail を例にとりながら〜

ネットビレッジ株式会社 ネットワーク技術部 佐藤紀行
商業系主導のディストリビューションではない為か、Debian GNU/Linux を利用した事例報告がされることは少ないが、その実力と可能性は計り知れない。Debian GNU/Linux を事業根幹に採用した iMode 事情事例を紹介する。
(4/19 14:10〜 50 分)


〜Windows と Linux を仲良くさせるコツ〜

株式会社デジタルデザイン 東京支社長 宮原徹
Linux をこれから始めてみたいと思っている方、Linux を始めたばかりの方を対象に、Windows で構築されたシステムに Linux を融合させ、快適に使い分けるコツを、ファイル共有や Web などのネットワークでの活用を中心にご紹介します。
(4/19 15:20〜 50 分)

ネットビレッジ株式会社 ネットワーク技術部 奈良木廣
Linux と Windows95/98/NT/2000 をはじめとする複数 OS が混在する環境でのコラボレーションの事例とノウハウ。
(4/19 16:30〜 50 分)


〜それぞれの PostgreSQL を語る〜

日本 PostgreSQL ユーザ会 理事長 石井達夫
PostgreSQL 7.0 のリリースを記念し、PostgreSQL の開発、活用に携わっている方たちに PostgreSQL について熱く語って頂く。
(4/19 17:30〜 150 分)

TFT500

レッドハット株式会社 プロダクトマネージャー 染谷邦裕
新バージョンの 6.2 についての紹介。新機能、6.2 がもたらすメリットについて紹介します。また、これから先の製品ロードマップをご紹介いたします。
(4/19 13:00〜 50 分)

オムロンソフトウェア株式会社 山野恵一郎, 株式会社ユナイテッドシステムエンジニア 牛山美信
ISV ビジネスにとって、Linux はどういう魅力があるのか。また、現実にどういうビジネスが始まっているのかを、実際に ISV が実務的な立場から語る。
(4/19 14:10〜 50 分)

オープン・グループ・ジャパン 日本代表・会長 藤枝純教

(4/19 15:20〜 50 分)

オープン・グループ・ジャパン 日本代表・会長 藤枝純教, 日本 SGI 株式会社 取締役副社長 成井弦, 日本 IBM 株式会社 常務取締役 堀田一芙, 日本オラクル株式会社 常務取締役 吉田明充

(4/19 16:30〜 50 分)

日本 Linux 協会 理事 佐渡秀治, 安達昭仁, 日本 Linux 協会 理事 石川睦, Debian Project 大沢進, 川幡太一, Project Vine 武井和久, 電子技術総合研究所 戸村哲, 電子技術総合研究所 半田剣一, 京都大学 人文科学研究所 守岡知彦
Linux に関わるツールや技術の最新動向や技術的には深いが小さなネタをトークライブ形式でざっくばらんにお送りします。予定のネタは以下の通りですが、飛び入り歓迎。
第1部 「m17nを熱く語る」
・Emacs の将来 (Emacs21 の新機能)
・UTF-2000 ― emacsen における新たな文字表現への取り組み
・国際化(i18n)と多言語化(m17n)
・Emacs における JIS X 0213 サポート
第2部 「Linux のある幸せな生活」
・File System の動向と実際
・XFree86 4.0 の新機能
・Walking Linux
・アレゲパッチの世界 -- リベンジ
・無線LAN の世界
(4/19 17:30〜 150 分)

TFT300

日本 Linux 協会 理事 やまだあきら
セキュリティについての基礎的な考え方を解説し、Linux ホストをより secure にするためのロードマップを示す。また各種の Linux ディストリビューションごとのセキュリティ面での対応状況やセキュリティについての情報源などを紹介する。
(4/19 13:00〜 120 分, 有料)

日本 Linux 協会 理事 荒木靖宏
サービスを提供するサーバや、ファイアウォールの構成要素として Linux を使用する場合、Linux に加えられる脅威はネットワークから受けるものと内部からのものによります。ここではネットワークから受ける攻撃に対する備えと、追跡、対処の方法をご紹介します。
(4/19 15:20〜 120 分, 有料)

The NetBSD Project 蛯原純, PocketLinux Project 神木一也, Linux-VR Project 川島浩, (株)PFU 喜多英司, (株)PFU 白神一久, (株)アックス 竹岡尚三
小さな携帯情報端末で、好きな OS を使い自由に開発できる環境が欲しいと思う人のための BOF セッションです。飛びいり参加/発表を歓迎します。
既存の携帯情報端末上に環境を構築した例
・WindowsCE 上の実装状況紹介: NetBSD の実装である NetBSD/hpcmips, Linux の実装である LinuxVR
・Psion5 上の実装状況紹介: Linux の実装である Linux/7k
・その他: ひみつ。会場で確認して下さい
新しく専用ハードウェアから環境を構築した例
・Linux/ARM と試作機紹介
・MobileBase ハード仕様
・MobileBase-netserver
(4/19 17:30〜 150 分)

Room A


〜Aoyama Plus Project の全容〜

青山学院大学 総合研究所客員研究員 中田寿穂
“Do it yourself”「無いものは自分で作れ!!」ということではじめたプロジェクトです. 市販の PC を高速ネットワーク(100base-TX)で相互接続した超並列計算機の構築に関して紹介します。現在のクラスターの構成は Pentium II 138CPU、総メモリ量 17GB、総ディスク数: 110GB です。また、今後の展開として PC クラスター用専用ディストリビューションの開発、Alpha Super Cluster に関してもお話しします。
(4/19 13:00〜 50 分)

九州大学大学院 システム情報科学研究科 吉本廣雅
IEEE1394 は動画像や音声を転送する事が可能なコストパフォーマンスに優れたシリアルインタフェースです。当講演では、Linux での IEEE1394 のサポート状況を簡単に紹介し、IEEE1394 をインタフェースに採用した 1394 カメラを Linux 上で利用するために作成したドライバ、アプリケーション等について発表を行います。
(4/19 14:00〜 50 分)

東北大学大学院 工学研究科 熊谷正朗
近年、ロボット等の制御分野では、Linux にリアルタイム機能を付加した RT-Linux や ART-Linux が使われています。しかしながら、実は、普通の Linux も条件をそろえてやれば、ある程度制御に使えます。Linuxは ユーザのプログラムからハードウェアにアクセスしやすく、root 権限があれば、ちょっとしたことならデバイスドライバは要りません。しかし、いちいち root 権限与えるわけにもいきませんし、割り込みを使う場合などドライバが必須な場合もあり、ドライバはあって困ることはありません。ドライバの作成というと敷居は高く感じますが Liunx のドライバは簡単に作成できます。ここでは その取っ掛かりと実体験に基づく手法を説明していきます。
(4/19 15:00〜 50 分)

立教大学大学院 馬場秀忠
RT-Linux 上で放射線計測制御システムを構築した。RT-Linux と Java を使用することでローコストで拡張性、信用度のあるシステムを構築することができた。放射線計測システムに要求されること、リアルタイム OS でかつ Linux であるという有用性、リアルタイム部分と Java との連携、役割分担についての話しを交えながら、RT-Linux の応用事例としてこのシステムを紹介する。
ちなみにこのシステムは現在立教大学と理化学研究所の一部のグループで使用されている。
(4/19 16:00〜 50 分)

Room B


〜JLA のできること すべきこと〜

日本 Linux 協会 Oliver M. Bolzer, 日本 Linux 協会 理事 石川睦
LC99 BOF コミュニティ大集合において「JLA が コミュニティに対して何をすべきなのか なにができるのか」に関して議論を行ない、非常な有益な議論が得られた。今回は JLA として より具体的な提案を行ない、今年一年どのように活動を行なっていくべきなのか、どういう方向を目指すべきなのか議論を行なうことを考え、具体的な成果を産み出したい(なお 前回の反省を活かし、あらかじめ議事録の取りまとめを行なってくれる 書記を募集したいと思います ^^;;)。
(4/19 13:00〜 140 分)


〜samba-2.0.7 国際化版のリリースへ向けて〜

日本 Samba ユーザ会
Samba Team の今後の Samba の開発予定について解説した上で、Samba の日本語対応の現状までの成果と、そこで浮かび上がって来た問題点、現状日本 Samba ユーザ会で進行中の Samba の国際化に関するプロジェクトや今後の予定について、主に技術的な観点から説明と意見交換を行なって行く予定です。皆様とざっくばらんに意見を交換していきたいと考えております。
(4/19 15:30〜 110 分)

タイトルに「*」印が付いているセッションは有料チュートリアルです。 また、各セッション毎の色わけについては以下の凡例の通りです。
キーノートスピーチ セッション アドバンスドセッション JLA セッション
パネル, BOF チュートリアル(有料) アドバンスドチュートリアル その他


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