- Linuxカーネルv2.4新機能とその実装
(株)NEC情報システムズ 高橋 浩和
Linuxカーネルv2.4も間もなくリリースされようとしています。
v2.4では今まで弱いと言われていた大型サーバ向けの機能の
強化に重点をおいて設計しなおされています。
本セッションでは、v2.4で強化された機能/追加された新機能の
概要説明と、その実装面から解説を行います。
(11/29 10:00〜 50 分)
- その次のWnn (次世代Wnnの概要発表)
オムロンソフトウェア株式会社 山野惠一郎
Wnn6 を発表して早いもので6年。UNIX および PC-UNIX での
日本語かな漢字変換システムとして、多くの皆様に親しまれて
きた Wnn6 。そして今、オムロンソフトウェアが次世代の
日本語かな漢字変換「Wnn」として、はじめてその概要などを
皆様に発表致します。ご期待ください。
(11/29 10:00〜 50 分)
- zxLinux の実装と今後
(株)アックス 竹岡尚三
zxLinuxはザウルスで動作するLinuxである。zxLinuxはすでに広く配付
されており、開発環境も同時に配付されている。zxLinuxは世界でも珍しい実時
間マイクロ・カーネルの管理下で動作するLinuxカーネルである。
本発表では、zxLinuxの開発指揮者がzxLinuxの実装の詳細、zxLinux のプログ
ラム開発方法、zxLinux の今後のロードマップなど広い範囲に渡って解説を行う。
(11/29 11:10〜 50 分)
- オープンソースライセンスについての解説
GNU.org 八田真行
フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアの近年の隆盛には目を
みはるものがありますが、その一方で、これまではあまり重視されてこなかった、
作者と利用者の権利を明確に規定・保護するライセンスの存在がクローズアップ
されてきています。そこで、本セッションでは、フリーソフトウェアの代表的な
ライセンスであるGNU GPLを中心に、コピーレフトの概念や各種ライセンス間の
相違、ライセンスの適用や権利処理上発生しうる諸問題等について簡単に
ご説明します。
(11/29 11:10〜 50 分)
- Linuxと大規模ストレージ
イーエムシージャパン株式会社 エグゼクティンブ・ブリーフィング・センター 菊地宏臣
ビジネス・ユースでも、その活躍の場を急速に拡げているLinuxの世界
において、データの保護/共用/管理の重要性が認識され始めています。
24時間運用、バックアップ/リストア、SLAの保証、将来のシステム
変更への柔軟な対応などを効率的に行うためには、サーバ(データ・
プレゼンテーション・ドメイン)と、ストレージ・ドメインの役割分担が
重要な鍵となってきます。
そのストレージ・ドメインを支えるEMCのインテリジェント・ストレージ・
テクノロジーを概説します。
(11/29 13:30〜 50 分)
- Xの国際化とIIIMF技術解説
サン・マイクロシステムズ 樋浦秀樹
9月15日に Sun Microsystems, Inc がオープン・ソース化した、
Solaris 8 で使用されている多言語拡張 X Window System 国際化フレームワークと、
その中核技術である多言語入力機構 IIIMF(Internet/Intranet Input Method
Framework) について解説する。
(11/29 13:30〜 50 分)
- Lineoの組み込みLinuxへの取り組み : Embedix Linux, uClinux, RTAI, 及びSDK
主席Embedixエンジニア, Lineo Japan 浅野智義
組み込み用 Linux としての Embedix Linux のアプローチの解説と
Embedix Linux の Hitachi SuperH への 移植体験談、及びMMUなし
チップ対応のuClinux や ハードRT対応のRTAI などの Embedix 製品
の統合への取り組みに関する現状と展望
(11/29 14:40〜 50 分)
- GNOME概論
日本GNOMEユーザ会, レッドハット株式会社 中井幸博
GTK+の基本的なプログラミングとその仕組みを知っている初級〜中級クラスの
開発者をターゲットに、GNOMEアプリケーション開発の概要と指針を
示す。時間があれば応用編として、日本語表示の重要なライブラリである
VFlibとFreeType2をGTK+/GNOMEにどのように適用できるかのサンプルと
説明も行う。
(11/29 14:40〜 50 分)
- GNU/Linux on SuperH プロジェクト
KLIC協会, (株)三菱総合研究所 g新部裕
プログラマ 小島 一元
(株)アイ・ティー・オー 杉岡 利信
(株)日立超 LSI システムズ 野澤 寿晴
(株)日立超 LSI システムズ 吉井 卓
(株)ナムコ 八重樫 剛史
GNU/Linux on SuperH プロジェクトでは、世界中の開発者が協力して日立
SuperH プロセッサ上での GNU/Linux システムを実現するべく日々開発を続け
ています。
その成果は SuperH へのカーネルの移植のみならず ABI の策定、GNU
Toolchain の拡張、多数のプラットフォームへの移植、ディストリビュー
ションの開発など多岐に渡っています。
本カンファレンスではこのようなプロジェクトの歴史、現状、展望につ
いて解説します。また、今年度の IPA 未踏ソフトウェア創造事業の支
援を受けた DODES プロジェクトの紹介も行います。
(11/29 15:50〜 50 分)
- 次世代のLinuxのデスクトップ環境(KDE 2.0)について
日本KDEユーザ会 竹山政司
KDE(K Desktop Environment)は KDE Projectチームより提供されて
いるDesktop環境です。KDEに必須のライブラリであるQTライブラリが
「Qt/Unix 2.2.0」よりGPLとQPLのデュアルライセンスの元でリリース
され、”真に自由でオープンなプロジェクト”としてKDE Projectの
更なる発展が期待されています。
この次世代のDesktop環境であるKDE 2.0の開発予定(進行状況)と新機能
について簡単に解説したいと思います。また、同時に日本語対応状況に
ついても説明をおこないと思います。
参加者の方々とはざっくばらんに意見交換もおこないたいと考えて
います。
(11/29 15:50〜 50 分)
- Postgresによるデータベース二重化の試み
株式会社グッデイ 細川哲一
レプリケーションをサポートしていないDBMSであるPostgreSQLにお
いてデータベースを停止させずに完全二重化させるのは非常に難し
いことと考えられてきた。
運用上の要請により、PostgreSQL開発チームによるレプリケーショ
ンの実装を待つことができなかったため、これを代替するシステム
の作成を行なった。
GPLにて配布されるusogresと呼ばれるこのシステムは、フロントエ
ンドの要求を横取りし、複数のバックエンドと対話することにより
データベースの二重化を行なっている。
また、二重化のみならず、障害発生時のデータベース切り替えや復
旧時の自動再同期などレプリケーションが実装されるまでの代替手
段としては十分な機能を持つシステムとなった。
なお、usogres の名称は、フロントエンドに対してはバックエンド
のふり、バックエンドに対してはフロントエンドのふりをするうそ
つき野郎の意味を込めて「うそgres」と命名した。
講演では、この usogres の機能や実装の詳細について説明を行なう。
(11/29 17:00〜 50 分)
- 高遅延ネットワークシミュレータ
文部省高エネルギー加速器研究機構計算科学センター 佐藤博之
近年の高エネルギー物理学実験は大型化が進み、もはや一箇所だけで
世界中の共同研究者が取得データを解析することは困難なこととなりつつある。
そのため次世代の実験では世界の各地域に解析センターを設置し、それらの間を
高速ネットワークで結ぶことで分散データ解析システムを構築することが
考えられている。
ところで、これらの地域解析センターは通常、海を隔てたところに設置される
ため、各センター間の遅延時間(RTT)は数百ミリ秒にも達する。このような高遅延
環境下ではネットワーク帯域を有効に活用するためにはLANの場合とは異なった
技術が要求される。
この研究ではPC-UNIXのルーティング機能を利用し前述のような高遅延環境を
具現化しネットワークのシミュレーション環境を構築することを第一の目標と
している。さらにこの遅延シミュレータの両端に地域解析センターを模した
PCファーム群を組み、そこで各種ソフトウェアを動作させ、ネットワーク資源を
有効に利用できるようにそれらの最適化を行うことも予定している。
(11/29 17:00〜 50 分)
- 異種OS共存技術ナノカーネル方式のLinuxへの適用
(株)日立製作所 システム開発研究所第三部 新井利明
台のPC/ATハードウェア上に複数OSの搭載を可能とする
ナノカーネル方式をLinuxへ適用した。Linuxカーネルを変更する
ことなしに、計算機資源である主記憶、プロセッサ、I/O装置を
物理的あるいは論理的に分割し、もう一つのOSを共存できる。
独立した複数のOSが連携して動作することにより、
システム全体の機能向上を図る。
(11/30 10:00〜 50 分)
- eCos
レッドハット株式会社濱田充男
世界初のオープンソース、ロイヤリティフリーのリアルタイム
オペレーティングシステム eCos(Embedded Configurable Operating System)の概要と
Red Hat Linux上における開発環境の御紹介。
(11/30 10:00〜 50 分)
- Linux における IPv6 の開発 (USAGI Project)
USAGI Project 関谷 勇司
各種 OS やルータに IPv6 が実装され,IPv6 インターネット
が商用ベースにて展開され始めています.*BSD には KAME というすばらしい
IPv6 スタックがあり,Solaris や Windows 2000 も IPv6 をサポートし,
CISCO の IOS にも,標準で IPv6 が取り込まれようとしています.
しかし,Linux における IPv6 環境は,大きな進化を遂げることもなく,
時流に取り残されています.フリー OS の中で,世界一のユーザ数を誇る
Linux がこのような状態では,IPv6 にとっても,Linux にとっても,正しい
発展を望むことはできません.そこで Linux IPv6 環境改善プロジェクト
(USAGI Project) が発足しました.USAGI Project の概要とゴール,
開発の状況,開発予定スケジュールに関して説明し,USAGI Project の周知
と正しい理解を促します.
(11/30 10:00〜 50 分)
- SGIのHPC分野でのLinuxへの取り組み
日本SGI株式会社 戸室 隆彦
SGIは、自社のもっとも得意とするハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
分野でのLinuxの展開を図っています。このHPC分野でのLinuxシステムの活用と
SGIのLinuxサーバの特徴を現在の製品と近い将来製品化を予定しているIA64
プロセッサを使用したシステムも含めてご紹介したいと思います。また、
HPC分野で要求される機能は、若干、他の計算分野と異なります。この点を
考慮し、如何にLinuxを活用するかを説明いたします。
(11/30 11:10〜 50 分)
- Red Hat EDK 1.0 の概要
レッドハット(株)濱田充男
ディストリビュータからOSベンダーへ。
シグナスソリューションとの合併以来、レッドハットは
組込みOSにも戦略的に取り組んできました。
このセッションではレッドハットの Embedded Linux 戦略の
一部であるEDK(Embedded DevKit)の機能概要を実際のツールと
デモアプリケーションを用いて紹介いたします。
(11/30 11:10〜 50 分)
- IPSec and IPトンネリング on Linux
日本アイ・ビー・エム(株) 早川 仁
(株)NTTデータ 宮本 久仁男
IPSec とはデータの改竄や盗聴を防ぐことができない通常の IP 通信に、
IP パケットの認証や暗号化を行う機能を追加したセキュリティプロトコルである。
IPSec は TCP/IP プロトコルにおけるインターネット層で提供されるため、
IP および上位レイヤの通信を安全に行うことを可能とする。一方トンネリングは
様々なレイヤで提供される性質のものでありトンネル処理の内容も様々である。
本セッションでは IPSec およびトンネリングのアーキテクチャ、Linux における
IPSec の実装である FreeS/WAN, IP トンネルの実装の 1 つである Zebedee に関
する解説と比較を行なう。
(11/30 11:10〜 50 分)
- Bilingual Emacspeakと視覚障害者のLinuxアクセシビリティ向上
湘南工科大学 情報工学科 ARGV渡辺隆行
ARGV 井上浩一
ARGV; Accessibility Research Group for the Visually-Impaired
パソコンを使った文字の読み書きが一般化したことで、視覚障害者はより簡単に
晴眼者と文字情報を共有できるようになった。しかし、DOSを利用してきた
視覚障害者の中には、 GUIベースのWindowsはイメージがつかみにくくて
なじめない、まどろっこしいという人も少なくない。またGUI以外の
ユーザインターフェースを持たないWindowsを音声化するには多大な努力を要する。
GNU/Linuxシステムはキャラクタベースの操作を基本としており、このような人にも
なじみやすく又音声化しやすいOSとなりうるが、現実にはUNIX用の日本語
スクリーンリーダーは存在せず、視覚障害者はスクリーンリーダが動作する
DOS端末からログインして隔靴掻痒で使わざるを得ない。このような状況を
打開するために、晴眼者と視覚障害者共同のオープンプロジェクトとして
音声化システムBilingual Emacspeakを開発している。このシステムはRaman博士が
開発したEmacspeakを日米2ヶ国語とLinux及びWindowsに対応させるもので、
GNU Emacs自身がスピーチサーバーを制御して聴覚に最適化した形で情報を
提示する。開発中のLinux版Bilingual Emacspeakの構成、特徴、機能、現状などを
紹介する。さらに障害者を含む誰もが使いやすいようにLinuxを初期段階から
デザインすることの重要性を述べる。
(11/30 13:30〜 50 分)
- Linux USB の対応状況と今後の動向について
lilo, NetFort たなかとしひさ
USB 機器は、比較的安価に入手でき、また手軽に接続できる
機器でもあり、パソコン市場では、普及しつつあります。
Linux においても、USB 機器の利用を望むケースが多くなり
ましたが、対応状況や、使い方に関して、不明な点も多く、
今一つ手を出しにくい所でもあります。
今回は、Linux カーネルの、USB サポート状態と、今後の動
向について、簡単に説明させて頂きます。
(11/30 13:30〜 50 分)
- Linux Wireless環境
Wireless Guy 野首貴嗣
Project Vine 武井和久
近年、IEEE 802.11b 準拠の無線 LAN が脚光を浴びています。
また、PalmOS互換機の普及により、IrDA の有用性も見直されています。
さらに、今後爆発的な普及が予想されている Bluetooth などもあり、
PC をとりまく Wireless 環境に熱い視線がそそがれています。
このカンファレンスでは、これらのトピックについての Linux における現状や
今後について解説してゆきます。
(11/30 13:30〜 50 分)
- 視覚障害者によるLinux利用の現状、可能性、問題
南谷 和範
最初に、視覚障害者のコンピュータ利用を実現する二つのアプローチ
(セルフ・ボイシング・アプリケーション、スクリーン・リーダ)を
紹介する。次にそれらを成り立たせるインターフェイスとしての音声合成と
点字表示を説明する。一般論の締めくくりとして、欧米と日本それぞれの
視覚障害者のコンピュータ利用の試みの歴史と現状を概説する。
続いて、Linuxにおける上記技術の現状と、発表者の事例紹介を
行う。セルフ・ボイシング・アプリケーションの事例としては
emacspeakに関する発表が他にあるので、本発表ではLinux上で
点字表示を実現する完成度の高いスクリーンリーダbrlttyの概要と
内部的な仕組みを中心に説明する。そのさい、利用者(視覚障害者)
がどのように画面内容を把握するかという認識様式にも言及したい。
最後に視覚障害者が独力で各ディストリビューションをインストール
するテクニックを紹介し、この観点からディストリビューションベンダに
意識して頂きたいディストリビューション設計上の要点に触れたい。
併せて、一般的なプログラミングにおいて考慮して頂きたい部分についても
コメントしたい。
(11/30 14:40〜 50 分)
- RPM概論
日本 Linux 協会 理事, Project Vine 代表, レッドハット株式会社 すずきだいすけ
RPM パッケージについての解説、使用法、作り方、これからの RPM
について説明。50 分聞くだけであなたも RPM が作れるようになります。
(11/30 14:40〜 50 分)
- Gnome開発者のためのBonobo概要
FJB Webテクノロジー株式会社 志賀誠
bonoboはGnomeプロジェクトから生まれたコンポーネントモデルです。またその元を
MicrosoftのOLEとして設計されています。コンポーネントモデルとは、組み込み
文書(例えば、図やグラフが入った文書等)やCORBAを内部機構に利用することで
透過的にその機能を再利用可能といった機能を持っています。このような機能を
Gnomeアプリケーションを開発する上でBonoboの機能についてその概要を説明した
いと思います。
(11/30 14:40〜 50 分)
- LinuxとJavaによる企業情報システムの方向性
株式会社テンアートニ角田好志
当社は、97年の設立以来、LinuxとJavaによる企業情報システムの構築を手掛けて
きました。最近では、基幹系システムとWebシステムの連携が急増しており、
アプリケーションサーバーによるシステム構築が増加してきて、そのインフラ
としてLinuxサーバーも注目され始めております。特に、Webサーバーとの親和性
およびUNIXに対する価格メリットなどにおいて、Linuxは今後の中心と
なることでしょう。当社の考える今後の企業情報システムの方向性を中心に、
構築事例なども交えながら説明したいと思います。
(11/30 15:50〜 50 分)
- Debianパッケージの作り方
Debian Project, Debian JP Project 監事 武藤健志
Debian Projectが配布するLinuxディストリビューションDebian GNU/Linuxは、
強力なパッケージ管理を備えていることでユーザーの高い評価を受けているが、
そのパッケージフォーマット「deb」についてはあまり知られていない。
本セッションでは、debパッケージでの提供を検討している開発者向けに
debパッケージの概要とDebianのさまざまなツールを使った実践的な
パッケージ作成を説明する。
(11/30 15:50〜 50 分)
- Linux で構築する携帯電話メール・ゲートウェイ
株式会社オレンジソフト 菅山 征克
Webブラウザを装備した携帯電話端末の急速な普及に伴い、携帯電話端
末用の様々な Webサイト、アプリケーションが開発されている。
また、携帯電話端末のEメール機能においては、今やメール・クライア
ントとしての新たな地位を確立しつつある。ところが、このEメール機
能はあくまでキャリアで提供されたメール・スプール、アドレスに限定
され、企業で送受信しているメールを読もうとする場合、転送という手
段が利用されている。ただ、この転送においても、携帯電話端末の受信
文字数制限があったり、企業側で自動転送を禁止していたりと、結果的
に一元化できていない利用者がほとんどというのが現状である。
本講演では、普段、企業や学校で参照しているメールを携帯電話端末か
らも参照できるようにするための Linux によるメール・ゲートウェイ
の構築について、ある企業の事例を取り上げ説明する。
(11/30 15:50〜 50 分)
- Linux デバイスドライバの基本
九州大学 情報基盤センター 岡村耕二
Linux でデバイスドライバを作成する場合の基本的な事項を、簡単な
キャラクタデバイスドライバを例にして説明します。また、実際のソースを
参照しながら、open()、read()、write() 、ioctl() 、close() などの
各システムコールの作成例を示します。さらに、proc file system の利用方法に
ついても説明します。
(12/1 10:00〜 50 分)
- Linux High Availability Cluster概説
日本アイ・ビー・エム(株) 秋田英行
Cluster技術におけるHA Clusterの位置付け、Linux HAの概要とHAを考慮し
た場合のLinux Kernelの課題、Linux HAの現状、およびCluster Perfect
によるLinux HAの実現などのテクニカルな解説。
(12/1 10:00〜 50 分)
- IEEE1394 を使ってみる
九州大学 情報基盤センター 岡村耕二
Linux での IEEE 1394 デバイス使用について紹介します。
カーネルコンフィグレーションおよびデバイスドライバのカーネルへの組み込み方、
アプリケーションとして DV(デジタルビデオ)カメラから DV データを入力し
ハードディスクに蓄積する方法、蓄積された DV データを Linux 上で再生する
方法などを取り上げます。
(12/1 11:10〜 50 分)
- 携帯機器向けのオープンなGUI環境「式神」
(株)アックス 大谷浩司, 福居宏和, 橋本圭介, 渦原茂, 竹岡尚三
我々は携帯Linuxマシン向けのGUI環境「式神」を開発している。
携帯機器では、表示画面の大きさ、入力デバイスなどに制約がある。
また、移動車内での使用など利用シーンがデスクトップ・マシンと大きく
異なっている。 そこで我々は携帯Linux機器向けに便利で親しみやすく、
アプリケーション開発が容易でオープンなGUI環境「式神」を開発することにした。
式神の主な特徴は、以下の通りである。
- 操作の手間を省くシンプルなデスクトップ
- オープンな手書き文字認識システム(仮称:手書きWnn)
- 知的情報処理をバックアップする人工知能エンジン
- 親しみやすいUIを作成容易なアニメーションAPI
- GNOME API 互換
- オープンソース
参考URL:
http://www.sikigami.com/
(12/1 11:10〜 50 分)